カナダケベック州の州都「ケベックシティ」
カナダにある10州のうちのひとつ、ケベック州。
その州都がケベックシティです。
英語圏のカナダに位置しながら、フランス語圏であるケベック州について、耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
17世紀からフランスによる開拓が進み、植民地となったことで、フランスの文化や伝統が発展していきました。
イギリス領として支配された時期もありましたが、美しい街並みに代表されるその文化や伝統は、今もなお色濃く受け継がれています。
今回ご紹介するのは、観光の中心となるケベックシティの旧市街です。
旧市街は2つの地域に分かれております。
城壁に囲まれた地域はアッパー・タウン、
城壁の下から川沿いに広がる地域はロウワー・タウンと呼ばれています。
ヨーロッパを感じる建築物
- フェアモント・ル・シャトー・フロントナック(Fairmont Le Château Frontenac)
アッパー・タウンに位置する、ケベックシティのシンボルとも言えるホテルです。
さまざまな形の建物が組み合わされた構造になっていますが、統一感があり、緑色の屋根と茶色の壁が鮮やかです。
東京ディズニーシーにあるタワー・オブ・テラーのモデルとされています!
他のホテルと比べると宿泊料金は高めですが、機会があればぜひ泊まってみたい憧れのホテルです。
- ノートルダム大聖堂(Notre-Dame de Québec)
こちらもアッパー・タウンに位置する、17世紀に建てられた大聖堂です。
砲撃や火災により何度か破損しており、装飾品の追加や修復が行われています。
ステンドグラスの窓や黄金の彫刻品が美しく輝き、厳かな雰囲気が感じられます。
色とりどりのお洒落な街並み
- プチ・シャンプラン地区(Quartier Petit Champlain)
アッパー・タウンからケーブルカーに乗って崖を下るか、または首折り階段と呼ばれる階段を下った先に、カラフルでお洒落な区画があります。
ロウワー・タウンに位置する、プチ・シャンプラン地区です。
レストランやギャラリー、洋服店など、カラフルな建物がずらりと並んでいます。
買い物をするならこのエリアがおすすめです。
ライターおすすめ現地情報!
- ケベック伝統メープルシロップのパイ
カナダといえばメープルシロップが有名ですが、それをふんだんに使って作られたメープルシロップのパイです。
生地は薄く、生クリームが乗せられただけで質素に見えるこのデザート。
口にした瞬間、広がるメープルシロップの甘みと濃厚さに驚かされます。
甘党、メープルシロップ好きにおすすめしたい一品です。
こちらのメープルシロップのパイは、アッパー・タウンに位置する老舗レストラン、オ・ザンシアン・カナディアン(aux Anciens Canadiens)のものです。
デザートの他にもさまざまなケベックの伝統料理を楽しめます。
- 雨の日こそおすすめしたい!夜のケベックシティ
旅行中に天気が崩れると、気分が落ち込んでしまいますよね。
しかし、雨が降ってしまっても素晴らしい景色を楽しめます。
夜になると街灯が点灯し、ライトアップされる場所があります。
もちろん晴れた日の夜にも楽しめるのですが、雨の日にはまた違った様子を感じることができます。
こちらは、雨上がりに実際に撮影した写真です。
雨に濡れた地面にあたたかな街灯が反射し、幻想的な雰囲気を作り出しています。
この日は天気に恵まれなかったのですが、雨上がりのすてきな景色に感動したことをよく覚えています。
ケベックシティは治安の良い地域ですが、夜に出かける場合には十分に気を付けてくださいね。
- セント・ローレンス川のフェリー
プチ・シャンプラン地区にあるフェリー乗り場から、セント・ローレンス川対岸のレヴィ行きのフェリーが出ています。
行き先のレヴィには特に観光スポットはありませんが、フェリー上からケベックシティを一望することができます。
また、冬には川が凍るため、流氷をかき分けながら進む船を楽しむことができます。
日本ではなかなか見られない貴重な光景です。
- 旧港市場(Marché du Vieux-Port)
ロウワー・タウンの北に位置する小さめの市場です。
お洒落にショッピングを楽しみたい場合にはプチ・シャンプラン地区がおすすめですが、こちらではメープルシロップなどのお土産をリーズナブルに手に入れることができます。
時間に余裕がある際には立ち寄ってみるとよいでしょう。
まとめ
ケベックシティについて、フランスと関わる歴史から始まり、お洒落な建物や街並み、おすすめ情報などご紹介させていただきました。
魅力を感じていただけましたでしょうか?
旅行の計画を立てる際には、ぜひ参考にしてくださいね!