楽しみにしているタイ旅行ですが、特に初めての方は現地の事情や習慣が分からず不安を抱えている方もいらっしゃると思います。
そんな方のために、旅行先でお役に立つ情報をお伝えします。
タイ入国の注意
ใทยชนะ(タイチャナ)アプリのインストール。
2020年11月現在、タイ入国時にはタイ店舗訪問追跡プラットタイチャナアプリをインストールして、施設の入退店時に設置されたQRコードにかざす必要があります。
インストールはライン等で簡単にできます。
アプリでの入退店チェックとともに、施設や、公共交通機関などでは検温チェックが行われています。
アプリ開始当時は厳しく管理されていました。
しかし、QRコードのインストールは原則必要ですが、今ではほとんどの施設では使用されていません。
これもタイらしさでしょうか。
両替
海外旅行に行く時にまず心配になるのが、両替です。
日本で両替するとレートが悪いので、タイ到着後の両替がおすすめです。
空港のイミグレーション通過後に両替所がありますが、ここもレートがあまり良くありません。
空港ではホテルまでの最低必要な金額を両替して市中での両替がおすすめです。空港での両替はその日に両替が可能であれば1,000バーツ(約3,500円)ほどで十分です
バンコクのおすすめ両替所
- サイアム地区
スーパーリッチタイランド
バンコクでレートの一番良い両替商です。
営業時間 : 月~金 9:00~18:00、土 9:00~16:00、日曜日は定休日。
アクセス : BTSスクンビット線チッドロム下車、サイアム方面に向かいセントラルワールドが見えたら交差点を右折して、スーパーBigCの先徒歩10分。
その他 : スーパーリッチは緑のスーパーリッチタイランドとオレンジのスーパーリッチ、青色のグランドスーパーリッチと名前の違うお店がありますが同じ親族の経営の様で、レートはほぼ同じです。
- シーロム地区
タニヤスピリット
営業時間 : 10:30~22:30 年中無休アクセス : BTSシーロム線のサラデーン駅下車タニヤ通りすぐ
- スクンビット地区
VASU
営業時間 : 月~金 9:00~18:00、土 9:00~17:00、日曜日は定休日。アクセス : BTSスクンビット線ナナ駅下車、アソーク方面の左側すぐ。
両替時の注意
両替時のレートは表示されていますので、金額の確認はその場で行いましょう。
両替時にはパスポートが必要です。
- ATM
予定よりお金を使いすぎた場合は銀行のATMでキャッシングができます。
ATM機は至る所にあり、ほとんどの銀行は日本語対応をしていますのでクレジットカードかデビットカードがあれば簡単に操作できます。
その中でも扱いやすいのはバンコク銀行のATMです。
※ATMのキャッシングはレートが悪く一回のキャッシングでタイの銀行に手数料220バーツ(約770円)必要ですので、極力使用は控えましょう。
おすすめホテルエリア
バンコクには至る所にホテルがあり、その数は東南アジア随一です。
どのエリアに宿泊するかで観光に使える時間が変わってきますので、どのエリアに滞在するかは重要です。
ご紹介するエリアはたくさんの観光客が宿泊しますが、ご自身の旅行のスタイルによって最適なエリアを選びましょう。
- リバーサイド
チャオプラヤー川に沿ってホテルが立ち並び、マンダリンオリエンタルやシャングリラなど、世界有数の名門ホテルが立ち並んでいます。
もちろん施設やサービスも一流です。
観光地へのアクセスがやや不便ですので、ホテルライフを楽しむ人向けです。
- シーロム
BTS(鉄道)やMRT(地下鉄)周辺のホテルは日本人向けの歓楽街があるため、日本人男性観光客が多いです。
都会のオアシス「ルンピニ公園」周辺には大規模なホテルも立ち並び、ワットポーなどの有名寺院やヤワラート(中華街)観光は便利です。
- スクンビット
スクンビットは東西に広範囲で高級ホテルから格安ホテルまであり、BTSやMRTに連絡していることから各国の観光客が宿泊します。
BTSアソークより東側のプロンポンやトンローエリアは、日本人在住者も多く比較的静かな地域です。
- サイアム
大規模なホテルが立ち並ぶエリアで、サイアムパラゴンや、セントラルワールドなど巨大なショッピングセンターがあり買い物や食事には便利です。
比較的外国人ビジネスマンの利用が多いエリアです。
交通手段
- BTS ・・・バンコクの高架鉄道で、スクンビット線とシーロム線が運行しており、観光地をほとんど網羅しています。
チケットの購入方法は券売機で行先のボタンを押すと、料金が表示されます。
お金を投入後チケットのカードを受け取り、改札でカードを挿入します。
(券売機は英語表示可、改札窓口での購入も可。)
- MRT・・・バンコクの地下鉄でチャトチャックウイークエンドマーケットやラチャダナイトマーケット、ヤワラート(中華街)、ワットポーなどの有名寺院観光に便利です。
スクンビット、シーロム、チャトチャックでBTSに連絡しています。
チケットの購入方法は券売機で行先のボタンを押すと、料金が表示されますので、お金を投入後チケットのトークンを受け取り、改札でスキャンします。
(券売機は英語表示可、改札窓口での購入も可。)
乗車時の注意
乗車車内時は改札前のセキュリティゲートを通過して改札に入ります。車内は飲食禁止です。
(2020年11月時点では要マスクです。)
- タクシー・・・日本と同様に空車を見つけてどこでも乗車でき、ホテルなどに迎車も可能です。
タクシーを止める時は、腕を前方に出せば止まります。
行先を運転手に伝えOKであれば乗車して自分でドアを閉めます。
初乗りは35バーツ(約123円)ですので、メーターを使っているか確認が必要です。
- トゥクトゥク・・・三輪軽自動車で駅や観光地、ショッピングセンター等に待機しています。
料金は交渉性ですので乗車前に確認しましょう。
通常徒歩圏内は50バーツ(約175円)、2~3kmくらいは100バーツ(約350円)が目安ですが、観光客には法外な値段を言うことがありますので気を付けましょう。
- モーターバイク・・・バイクタクシーでトゥクトゥク同様に至る所に待機して、目的地まで行きタイ人は良く利用しています。
目的地まで歩くには少し遠い場合便利な交通手段ですが、車の隙間を走りますので事故には気を付けたいです。
バンコクの渋滞
バンコクは世界的にも有名な渋滞が発生する都市です。
平日の朝夕や降雨時は至る所で渋滞が起こり、時間の計算が全くできない場合が多々あります。
移動時間を有効に使うためにも、極力RTSやMRTでの移動がおすすめです。
チップの習慣
タイは基本的に、チップの習慣はありませんが、一部の職業の人たちはチップが大きな収入源になります。
サービスを受けた場合は気持ちよく支払いたいですが、いくら支払えばよいか迷うところです。
- ホテル・・・チェックイン後荷物を部屋まで運んでくれた場合は20バーツ(約70円)。
ルームサービスや部屋の清掃も同様で、部屋の清掃の場合は枕元にお金を置きます。
- レストラン・・・通常は必要ありません。
高級レストランなどで、精算時にサービス料が含まれてない場合は100~200バーツ(約350円~700円)ほどの金額を支払います。
- マッサージ・・・タイのマッサージ師は殆どが歩合給で基本給はありません。
料金の約半額が収入となります。
その金額も多くないのでチップが大きな収入源になります。
通常は料金が1時間200~300バーツ(約700円~1,050円)ほどですので、100バーツ(約350円)位マッサージ師に支払います。
- ゴルフ・・・タイのゴルフ場は、プレー前にすべての料金を支払います。
そこにはキャディフィも含まれていますが、キャディは固定給がなくキャディフィが収入の全てです。
キャディの仕事は一日一組がせいぜいで収入も限られていますので、通常300バーツ(約1,050円)をプレー終了後にキャディに支払います。
※日本はチップの習慣がないため、支払い過ぎたり、全く払わなかったりする人もいます。
過剰に払い過ぎるとチップの相場を上げる原因になり、払わないと次に来た時にサービスが悪くなる場合もあります。
適切な金額を支払って快適なサービスを受けたいですね。
タイの物価
タイと日本では通貨単位や物価が違い、買い物などでも日本ではどのくらいの金額なのか悩むところです。
また、通貨単位がタイバーツの方が小さいため使いすぎてしまう人もいるようですが、簡単に比較できます。
タイバーツにゼロを一つつければ、ほぼ日本の物価と同じです。タクシー初乗り35バーツ=350円、レストランの食事代500バーツ=5,000円になります
この料金が高いか安いかは個人次第です。
タイの治安
タイの治安は東南アジアでも比較的良いと言われていますが、タイは外国ですので日本ではあまり例のない特有のトラブルが発生しています。
- 抱きつきスリ・・・スクンビットエリアのBTSアソーク駅周辺で複数の黒人女性の抱きつきスリです。
一人の女性に抱きつかれその隙に他の女性が金品を奪う手口です。
特に、夜の一人歩きの場合は注意が必要です。
- 窃盗・・・中東系の外国人から「タイに来たばかりなので1,000バーツを見せてほしい」と英語で話しかけられ、財布を取り出すと、その最中に財布の中からタイバーツを奪われる窃盗事件も発生しています。
タイに来てお金を見てないのはあり得ないことで、この場合無視しましょう。
チャトチャックウイークエンドマーケットなど、観光客が集まるスポットでは買い物中にバッグから金品が盗まれることもあります。
人ごみの中を歩くときは、バッグは体の前に持つように注意したいですね。
このように観光客を狙ったスリや窃盗がバンコクでは発生しています。
所持品に注意するのは勿論ですが、全額持ち歩かない事と、クレジットカードは別に保持しましょう。
また、パスポートまで盗まれると、再発行の手続きが大変です。
※タイでは常時、外国人のパスポートの保持が原則です。
警察などから提示要請があった場合コピーでも可能な場合がありますが絶対ではありません。
ホテルのチェックイン、携帯のシムカード購入、車のレンタル(正規レンタカー会社)、両替、EMSなどで日本に荷物を送る、ディスコの入場などはパスポートが必要です。
パスポートの紛失で再発行はタイの警察に紛失届発行依頼、日本大使館で臨時パスポートを発行、タイイミグレーションで再入国手続き以上の手続きが必要です。
まとめ
バンコク旅行を楽しむためには、現地の情報をより多く知っておきたいです。
情報が多いほどホテルやレストラン、観光地で戸惑うこともなく移動時間のロスもなく、お金の無駄も省けます。
旅行前にはできるだけ情報を集めて、楽しい旅にしましょう!